ドバイ諸競走に出走した日本馬9頭が29日、関西空港に帰国。輸入検疫のため兵庫県・三木ホースランドパークに入厩した。UAEダービーを制したラニはドバイに滞在し、ケンタッキーダービーに直行予定。
第64回日経賞で有馬記念1着以来の実戦となった2番人気ゴールドアクターが、直線で有馬2着で1番人気に支持されたサウンズオブアースを3/4馬身差で競り落として5連勝を飾った。ゴールドアクターは優先出走権を獲得した天皇賞・春でGI2勝目を目指す。9頭立てながら、昨年の有馬記念出走馬4頭など、豪華メンバーが顔をそろえても、ゴールドアクターは役者が違った。
91年宝塚記念などを制したメジロライアンが17日午前9時35分、繋養先のレイクヴィラファームで、老衰のため死んだ。29歳だった。14日朝から起立不良となり、この日に息を引き取った。同牧場の岩崎義久氏は「つい最近まで元気だったので、残念です。牧場にはライアンの肌の繁殖もたくさんいましたし、うちのシンボルみたいな馬でした。ここまで長生きしてくれ、大往生だったと思います」と別れを惜しんだ。
20日に阪神で行われる天皇賞・春の前哨戦「第64回阪神大賞典」で、一昨年の菊花賞馬トーホウジャッカルが復活する。昨夏の札幌記念8着以来7カ月ぶりだが、その昨年は2戦しかしておらず、まさにここからが正念場。菊を制した強さを取り戻せるか、注目だ。
2月7日の東京新聞杯で落馬骨折した浜中俊騎手が10日、負傷後初めて公の場に姿を見せた。栗東で行われた関西騎手クラブ総会に出席。「5月の頭なのか、中旬になるのかわからないけど、そこまでには復帰したい。回復自体は順調」と見通しを語った。
昨年の皐月賞、ダービーを制した2冠馬で2月28日の中山記念を快勝したドゥラメンテはドバイ遠征へ向けて調整していくことが3日、サンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。目標はドバイシーマクラシックで鞍上は引き続きM・デムーロ騎手で臨む。