カデナ(牡3、栗東・中竹和也厩舎)は昨年11月の京都2歳Sを制覇。直線で一旦は抜け出した素質馬ヴァナヘイムを外から豪快に差し切るという強い内容だった。今回はそれ以来のレースとなるが、勝ってクラシックに名乗りを上げられるか。 グローブシアター(牡3、栗東・角居勝彦厩舎)は母がシーザリオ、兄にエピファネイアとリオンディーズがいる超良血馬。新馬戦を勝って挑んだホープフルSは3着に終わったが、掛かる面を見せなかったのは収穫だろう。現状の賞金で皐月賞に出るのは厳しいだけに、ここは是が非でも出走権を狙ってくるはず。 ブレスジャーニー(牡3、美浦・本間忍厩舎)はサウジアラビアRCと東京スポーツ杯2歳Sを制しており、実績は最上位。ただ体調不良が伝えられていて、ここは回避する可能性も。まともな状態で出走してくるなら当然上位争いできるだろう。 その他、京成杯を勝ったコマノインパルス(牡3、美浦・菊川正達厩舎)、デビュー2連勝中のダイワキャグニー(牡3、美浦・菊沢隆徳厩舎)、きさらぎ賞3着のダンビュライト(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)、新馬勝ちから果敢に挑戦してきたサトノマックス(牡3、美浦・堀宣行厩舎)なども上位進出を狙う。発走は15時45分。
昨夏の札幌記念(4着)以来、久々の国内戦を迎えるヌーヴォレコルト。前走の香港ヴァーズは4着だった。「香港から放牧を挟んで(美浦に)戻ってきたけど、いい雰囲気でいつも通り。先週追ってガラリ良くなっています」と相田助手は好仕上がりをアピール。 一昨年ロゴタイプを首差差し切った舞台に、「実績のある条件だし楽しみですね」と期待を寄せていた。
史上初となる南半球産白毛馬のカスタディーヴァ(牝3歳、美浦・田村康仁厩舎)が、美浦トレセンでの生活をスタートした。 馬名の意味は“清らかな女神”。今月18日に入厩し、翌19日には坂路で初めての調教も行って、デビューに向けた準備を静かに進めている。 真っ白に輝く馬体に、右目はやや青みを帯びたキュートなルックスの持ち主。田村調教師も「本当に真っ白で、きれい。思わず拝みたくなっちゃうよ(笑い)」と、その美しさにはメロメロの様子だ。 もちろん、注目すべきはその見た目だけではない。血統面でも魅力は十分。2002年の英愛ダービーを制し、02、03年のBCターフも連覇したハイシャパラルを父に持ち、母のジオペラハウスから真っ白な馬体を受け継いだ。 南半球産で9月25日の遅生まれだけに、通常の日本馬で言えば2歳の7月時期にあたる。それだけに「大事にじっくり育てていきたい」とトレーナーは語るが、馬体重は現状でも470キロほど。「普通の明け3歳の馬に比べたら“水っぽい”ところもあるけど、女馬にしては馬格もあるし、気性も素直。これからが楽しみだね」と田村師は成長に期待を寄せる。 現在担当しているのは、G1・2勝をあげたメジャーエンブレム(今月4日に競走馬登録抹消)も担当していた田中調教厩務員で、「次はこの子と一緒にまた頑張っていきたいですね」と力を込める。 当面は、今週中のゲート試験を目標にして、馬の状態と相談しながら、1回東京開催の後半(2月11日~2月19日)か、2回中山開催(2月25日~3月20日)でのデビューを目指していく予定。今後の活躍に注目だ。
15日、JRAは積雪のため京都競馬と中京競馬の開催を中止した。これに伴い、同日のWIN5発売も取りやめとなった。中京競馬は午前6時に中止を決定。京都競馬はいったん雪が収まり、時間変更や条件変更で施行の態勢を整えたものの、同10時過ぎに雪が強まって10時50分に開催の中止を決定した。 中京競馬は16日、出走馬の内容(出走馬・出走馬の馬番)を変更せず代替競馬を実施する。一方、京都競馬は16日に投票をやり直し、そのうえで決まった出走馬・馬番により、17日に代替競馬を実施する。京都競馬は出走馬の内容が変更となるので注意を要する。
16年の天皇賞・秋など日本と香港でG1・6勝を挙げたモーリス(牡6、堀)の引退式の詳細が8日、JRAから発表された。 15日の中山競馬場で、全レース終了後の午後4時30分ごろからパドックで実施される。
JRAは来年1月5日の日刊スポーツ賞中山金杯と京都金杯の馬連を対象に、通常の払戻金に売り上げの5%相当額を上乗せして払い戻す「金杯馬連」を実施する。