実力は示した。混戦ムードの中で1番人気に支持されたアルバートドックは2着。直線では馬場の外めを力強く伸びたが、最後は勝ち馬の豪脚に屈した。戸崎圭は「馬の具合が良かったですね。レース前は左回りはどうかとか、小回り向きじゃないかとか心配していたのですが、しっかり伸びてくれました。本当に力をつけています」と感心しきり。秋の大舞台へ向けて、手応えをつかんだようだ。なお、この2着で5ポイントを加算し、七夕賞V(10ポイント)と合わせて15ポイントを獲得。今年で11回目を迎えたサマー2000シリーズのチャンピオンに決まった。馬主の(株)G1レーシングに3200万円、須貝厩舎には800万円の懸賞金が与えられる。
28日、札幌競馬場で行われたGIII第11回キーンランドCは、2番人気のブランボヌールが差し切り勝ち。勝ち時計は1分08秒5。2着は1番人気のシュウジ。3着は3番人気のレッツゴードンキ。
21日のWIN5で、史上最高の配当が生まれた。払戻金は4億2012万7890円。 対象5レース中、序盤の3鞍は8、6、5番人気と中波乱の決着だったが、4鞍目の小倉12Rが15番人気と大波乱に。その時点で4票が残っていたが、1番人気で決まった最後の新潟12Rが1票しか的中がなかった。従来の最高は3億9566万3730円。払戻金限度額が2億円から現在の6億円に引き上げられた14年6月8日以降、初めて「4億の壁」を突破した。
逃げ込みを図るモンドクラッセに並び掛けての直線追い比べ。内からクリノスターオーが迫っても譲らなかった。これまで2着7回、3着6回。ずっと相手なりに走ってきたリッカルドが、生まれ変わったかのような勝負根性を見せてのまくり切り。重賞を初挑戦でいきなり制した。
大波乱の結末だ。ブービー人気のクランモンタナが、好位から力強く抜け出して重賞初制覇。08年皐月賞馬キャプテントゥーレを異父兄に持つ良血馬が、7歳にして待望の初タイトルを手にした。今後は新潟記念に向かい、サマー2000シリーズ制覇を狙う。4番人気のベルーフが2年連続の2着。3着は6番人気のエキストラエンドで、1番人気のダコールは4着に敗れた。
第16回アイビスサマーダッシュ、ミルコ・デムーロ騎乗の1番人気ベルカントが、2番手から楽な手応えで先頭に立つと、粘る2番人気のネロをアタマ差退けて重賞5勝目をマーク。人馬ともに連覇を飾った。タイム54秒1。この後は北九州記念、スプリンターズSへと進み、2年連続のサマースプリントシリーズ王者&GI初制覇を目指す。